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■【基礎スペック】 CYBERブルー(サイバーブルー) ART:原哲夫 STORY:BOB&三井隆一 集英社・少年ジャンプ連載 全四巻。 発掘した単行本(二巻が見つからない…) ■【来年(2009年)で20周年】 最近、CYBERブルーを知らない人が増えていて大変危機感を持っている。 先日もCYBERブルーの話を8人程の会食の場でしたところ、 皆が、初めて聞く英雄譚の様に楽しんで聞いている。 既知のものとして、深い会話に繋げられず ただ私が興味深い話を一方的に提供しただけのものとなり 「あのときのあのシーンは、あれのオマージュで」 「あのときのあのキャラの気持ちは、きっとこうだったに違いない」 そんな、当たり前の会話を期待していたのに……残念と言わざるを得ない。 その場の面子は、会社社長達やジャーナリスト、DJ達もおり、 相当に豊かな経験を積んでいるクラスであるにもかかわらず、である。 「あの」北斗の拳を描いた、原哲夫の漫画である。 当然、見所いっぱいの危険な価値を孕んでいる。 高々20年の月日で忘れられていい漫画では無い。 その価値・内容について。以下に語って生きたい。 ■【ストーリーとか】 よく、漫画のストーリー解説は細部の単語や開幕にのみ詳しく 骨格を語っていない場合が多い。 要点を外さないことに意識を向けましょう。 【主人公のブルー&ファッツ】 惑星ティノスのブルーは銃の早撃ちが得意。 でも、お人よし。(ロボットのファッツさん談) 保安官に騙されて5人の市民を撃ち殺し、ビデオ撮影もされてばっちり罪人になります。 そのまま全身蜂の巣で木っ端微塵に撃たれて派手に死亡。 そりゃ死ぬよ 意外と五体が霧散せずに死ぬのですが、最近友達になったロボット、ファッツが 「俺達は永遠に相棒だ!!」と叫んで 「バババ ガガッ パアアアアッ ゴホオオオオ」の擬音とともに合体! 76歳のお年寄りに 「300と17だ」 という年齢アピールする精悍な男に生まれ変わります。 その300歳のロボットのメモリのおかげでいろいろ知ってしまうブルー。 とりあえず保安官達を皆殺しにして復讐を果たすと 「元老」という4人に会う旅に。 いろいろあるのですが、要はその四人の元老はとっても悪! なんとかしよう!そんな流れになります。 地球に行って、激闘の末に元老を全て始末し作品は完結します。 ■【注目点】 この漫画で、読んでおくべき感じておくべき点をいくつか。 ▼ファック ファックと言っても、エロいシーンではない。 300歳のロボットは、とにかく口が悪い。 たったの一話で13回も「ファック」と発音するくらい口が悪い。 その数あるファックの中でも特筆すべきファックがある。それは 「俺には泣く事もできねぇ」と自分で言いながら、 目も口も鼻も無いのに、泣くのだ。 いや、啼くというか。哭くといおうか。 漫画史上最強クラスのファック 原哲夫の画力は、無機物にもこれほどの感情を与える。 かつて、石ノ森章太郎は「良心回路」というギミックを考えた上で 機械に善悪の葛藤をもたらそうとした。 原哲夫には、そんな面倒なものは不要だ。そんな説明が無くたって 「このロボットには感情があるんですね、わかります」 と圧倒的な説得力を見せ付けてくれる。 原哲夫の画力は、ここが最高到達点だと私は思っている。 ▼新機軸・新対立 機械と合体したブルーは「サイバービーイング」という概念の新人類の立場として 敵が繰り出す「バイオビーイング」という生物兵器人間と戦う事になります。 今も昔も、ヒーローの人間側が生物の力を代表し 敵が機械だったり機械に依存していたりするものです。 しかしこの作品では、敵側がバイオ・生物系の存在であり特徴的な点と言えるでしょう。 また、機械の力で戦いながらも銃に依存するのは物語の半分辺りまで。 途中からは北斗の拳とほぼ同等レベルで格闘戦となっていき バイオビーイングの土俵で闘っていきます。 北斗百烈拳シーンは複数あります ありたきりのSFではなく、考えさせてくれる作品です。 ▼虚数と格闘 バイオビーイング側の戦闘理論では ・エネルギーには虚数のエネルギーがある ・虚数のエネルギーを動かすものこそ最強者 この、新しい概念を用いることによってただの殴り合いも 「原子破壊」「粒子の嵐」「シャドーフォース」等の用語を用いる 大変危険なものになっています。 私は、かつて「絶対値」という概念を用いて 苦手な人や凶悪な人物も器の大きさにおいては等しく計ろうと試みたことがありました。 まさか虚数とは…… しかし、その虚数のエネルギーを操る最強者も核融合炉と合体した ブルーの手刀に胸を貫かれて倒されます。 こんな高度なレベルの格闘は「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」の コンロンとダークシュナイダーの戦いまでは確認されていません。 ■【終わりに】 この作品は、大変面白かったのですが何故か打ち切りのような雰囲気で終了しました。 連載が続いていれば、きっと現代のサイバーシーン、テクノシーンに対して 大きな影響を与えた、文化的に著名なものとなっていたでしょう。 これを読むみなさんには、「もしもCYBERブルーが続いていたら?」を胸に 歴史のIFを、漫画界・音楽界・経済界などに想像を巡らし楽しんで頂きたいです。 |
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こりゃどー考えても、メガネさんの書くこの面白い文章が |
はじめまして。 トーリスガーリ 2008/07/18 20:17 |
はじめまして。 |
町田メガネ 2008/07/21 00:27 |
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