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zoom RSS RAMBOの、遺すべきもの

<<   作成日時 : 2008/09/21 23:09   >>

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新宿コマ劇場前にカーニバルというゲーセンがある。
私は10年前、よくそこでDDRというゲームを仲間達と共に遊んでいた。

そのDDRが、つい最近撤去された。
時代の趨勢を見れば、もっととっくに撤去されても仕方の無いインカム量だったと思う。
そして一週間後、新作ゲームがそのDDRのあった場所に鎮座した。

RAMBOである。

画像



【RAMBOの魅力】
まず、映画としてのランボーの素晴らしさを述べさせていただきたい。
僕はこの映画は心を揺らす良作だと思っている。

ベトナム帰還兵が、当時のアメリカ社会でどのように冷たく受け入れられていたか。
既に身体も精神も傷ついていた彼らの感じる失望・怒り。

アメリカ人でもないし、軍人経験も無い僕でもわかる。
この作品は社会問題を扱った、シリアスな映画だ。


アクションについても秀逸だ。

・始めは警察署で保安官からの執拗なイジメが戦場での拷問の記憶を呼び覚まし
 格闘を中心に、猛烈な勢いで反撃→脱出する。
 
・森林地帯にて、廃坑道を用いての中規模戦闘。
 山狩りをする州兵を翻弄し、ランチャーの爆発で死んだと思わせて脱出。
 
・警察署を占領。大量の爆発物をもちいてイジメ保安官を圧倒。
 危険物を猛烈な勢いで配置していく様から既に迫力がある。
 
それぞれのシーンは戦闘の形が違う。アクションシーンを愉しむ上で飽きが来なく、
エンターティメントとしてそこらへんも秀逸だ。


しかし、ラストシーンに爽快感は無い。
悲しいエンディングだ。

軍人時代の上官、トラウトマン大佐がランボーに投降を呼びかける。
その時の泣きながら吐き出すランボーの台詞が、この映画のコアであることを示している。


「俺達が国を愛したように、国も、俺達を愛して欲しい」


ランボーは続編がいくつも作られている。
しかし、このテーマを重厚にもたせてあるのは一作目。(二作目もある程度は)

アクションに偏っていくこの映画は、どんどん駄作化していっていると言って良い。


【アーケードゲームのRAMBOを実際にプレイ】
私は、このゲーム機を見かけてタイトルを見て安心した。
「怒りのアフガン」とかそういう副題がなく、シンプルに「RAMBO」だった。

すなわち、このゲーム機は私の大好きな一作目をモチーフに作られているのだろう。
嬉々として200円を投入し、この最新ゲームをプレイしてみた。

アメリカを放浪するランボーが保安官に呼び止められるシーンからスタートするのかな?
それとも、枯葉剤で癌になって死んでいるとも知らず戦友の家を訪ねるシーンからかな?
期待を込めてスタートする。

画像



・アフガンからスタート

・無防備に身体を晒して銃を構える敵兵を猛烈に殺しまくる

・「援軍出現」などの演出が

・怒りが溜まると大チャンス!
 「ウォー!!!!」と叫んでる間は無敵かつ攻撃力アップ

・アフガンのあとはベトナム

・時々「一発でしとめろ!」等のミッションが発生
 成功すると「SUCCESS!!(成功)」と表示
 
・敵の指揮官を何人も殺しているうちにゲームオーバー



幼少期の記憶が、凄い勢いでせせりあがってきた。
僕はすでに、こんなランボーゲームを遊んでいた!


【ファミコン版のRAMBO】
僕はかつて、猿の様にファミコン版のRAMBOを遊んでいた。

面白かった。

ランボーの映画は、子供の僕には全然覚えが無く
(たぶん、一作も見ていない。ちゃんとみたのは大学に入ってから)
多様な武器を使いこなして多様な敵を殺すアクションゲームだった。

元映画について知識が無いから、子供の僕には笑いどころがわからず
ただただ、良いアクションゲームだと思っていた。
ボスに攻撃が当ると顔が大きくなるのだが、ランボーとはそういう映画なのだと思った。

RANBO
パック・イン・ビデオ
1987-12-04

ユーザレビュー:
無敵技このゲームは当 ...
かなり笑えます!!基 ...
何をしていいか・・・ ...
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【翻って、現代RAMBO】
このゲームは、THE HOUSE OF THE DEAD(ハウスオブザデッド)と
ダイナマイト刑事をミックスしたような娯楽アクションゲームでした。
ついでに言えば、RAMBOの一作目は関係ないゲームでした。

ファミコンのランボーとは、技術は進化したが思想はそのままというか。
一作目関係ないなら、素朴にRAMBOなんてタイトルは止めて欲しかった。


でもね。
わかってる。


ランボーシリーズが、世の中に残した記憶って結局はアクションなんですね、と。

ベトナム帰還兵の悲しみなんて取り上げたって、それを面白いゲームに昇華する
アイディアが無いというか、作る必要が無いというか。

そもそも、世間か求めているゲームは、RAMBOは
1億人VS一人で一撃虐殺を繰り返す、そういうヒーロー&ゲームなんだよね。




RAMBOは、アメリカが作った映画だよ、確かに。

でもだからといって、アメリカ自身が持つアメリカ的価値観によって
RAMBOの良いところが圧殺されるのを視座して平気なわけではない。

今回、アーケードゲームを端にRAMBOを取り上げたけれど、
今までランボー=猛烈な暴力装置、と思っていた人は
一作目の価値を見つめなおしてみるのはいかがでしょう?

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