町田メガネは治らない

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zoom RSS Ingressで地域活性化は成るか?

<<   作成日時 : 2015/01/27 18:27   >>

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『スマートフォンゲーム「Ingress」を活用した観光・地域活性化を考えるセミナー』
というセミナーに出席してきました。 1/26
http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/category/information/25821
画像


Ingressというのは、スマホでプレイするgoogleの位置情報ゲームです。
実際に外を歩いて、電子的な拠点をチェックしたり破壊してから自分のものにするゲーム。

このセミナーの概要を述べた後に、
私なりのIngress地域活性化について述べたいと思います。

▼講師
2人の講師で進行しますが、要所要所では中野区の役所の人もお話してくれます。

講師の一人は、Re:animationという都市型屋外クラブイベントの実行委員会委員長の
ちへさん(twitter @tommy_zina )!! ……世界は狭いわ……
リンク先の告知ページだけでは本名なので気がつかなかった。

セミナーの内容は「イングレスの説明」「中野区の状況」「事例紹介」「質疑応答」ですが、
大事な部分は殆ど質疑応答にあったと思っています。

▼「イングレスの説明」
これは、1つ残念だったのが。
イングレスの基本プレイと用語を最初に説明する事無く話が進行したために
イングレス未プレイで参加した人がかなり困っていました。

※会の解散後に何人か年配の方に理解度を聞いてみましたが
 困惑が多く、集客で成功しているが故にもったいないと感じました。

※集客で成功
 会場には運営や取材陣も含めてざっと100人弱はいたと思います。
 特に、NHKやケーブルテレビ局も呼んでいてメディア集客も成功していました。

後に説明されるのですが、その前に「レゾを刺す」「(バスターを)撃つ」といった話をされると、
そこに気が行ってしまい初めてイングレスの話を聞く人には辛かったと思われます。

そして、その層への理解と実際のインストール&プレイを求めるのが。
このセミナーのゴールになったのではないかとも思えるのです。

ダルサナ(東京での大規模なIngressの大会のようなもの)の話の凄さや楽しさも、
取り上げており、「Ingressが来てる!」というのは伝わってはいたので惜しいポイントでした。

また、地域活性化におけるingressの必須機能である「ミッション」について説明が無く
質疑応答の中でその件に触れていました。
ポータルの新規立ち上げが困難な現状ではミッション機能には事前にスポットを当てて欲しいと
プレイヤーとしては感じました。

▼「中野区の状況」
主宰が中野区なので、中野区に当然手厚い内容です。
ポータル分布状況を説明し、栄えている駅北側だけではなく
栄えていない駅の南側にもポータルが沢山分布しているので
Ingressで活性化を行えれば南側にも平等に施策の効果が出るだろう、というお話。

▼事例紹介
Ingressの利用者が組織内に既にいて、集客の1つとしてIngressを用いている話が幾つか。
無人島「猿島」行きフェリーの料金を半額にする「Ingress割」の話など。
もちろん、まだこういった事例は始まったばかりなので具体的な経済効果の話にまでは至れません。
Ingress知らないでセミナーに参加した人は、もっと露骨な事例と数字を期待していたかもしれませんね。

活性化事例ではないのですが、googleの収益構造は広告で殆どまかなわれており、
Ingressで儲けようとしている訳では無いという話や、
東北の被災地での、過去の写真を用いての被災前のポータルが感慨を呼ぶなどの話は
一部の人には「なるほど!」と効果的に受け止めてもらえたのではないのでしょうか。

▼質疑応答
質疑応答が一番盛り上がったと思います。

1.集客をする側(商店街の中の人)は高齢者が多いと思われるが、その高齢者に
  どのようにスマホを持たせIngressをプレイしてもらうのか?そこの事例が欲しい。

 ⇒ポータルの由来がわからないときなどに地元の高齢者とのコミュニケーションが発生する、
  などの事があり、そういったところから。

2.著作権はどのようになっているのだろうか?
  イングレス商品(エナジードリンク)を、ローソンに卸したいのだが。

 ⇒この規模に関しては明言は避けられていた。
  
 ※ちなみに、同人レベルだとむしろgoogleは推奨しているとい言える状況。
  儲けすぎるケースはちゃんと相談してね、という現状。
  (浦田が直接英語ソースに当たった情報ではありませんが)

3.イングレスの寿命をどう見ているのか?その後に何が残るのか?

 ⇒2〜4年説
  しかし、そこで出来たコミュニティが残っていくはずだ、と。

▼セミナーの感想
素晴らしい成功を収めたと言えます。

最大の成果は、自治体(中野区)を巻き込んでのセミナー開催。
次に最大の成果はメディア集客の成功。

この実績が、今後「Ingressで○○をする」の嚆矢となるでしょう。
ちへさんには素直に嫉妬しちゃう。

上述の感想、一見批判的な厳しい文章のように見返せますが、
問題点/改善点をこの初回でここまで考えさせて頂けて、先行者はやはり偉大だなと思います。
始皇帝以後の人間は、何をどう頑張っても始皇帝にはなれないと表現するのが適してますでしょうかね。

また、彼らが繰り返し説いていた価値は「コミュニティ」でした。
私は今レベル11ですが、コミュニティのコの字も関わらないでプレイしているので
そこの価値をもっと拾う見識があれば、さらなる成果と感動を感じていたかもしれません。


■町田メガネの私見■

私は、まず地域活性化の肝は高齢者にあると思っています。
なので、高齢者の視点/立場を中心に今回のセミナーを見ていました。

Ingressでの地域活性化活動は集客する側にも理解が無いといけない、
もしくは理解が無くても問題ないような集客方法のパッケージを与えなくてはなりません。

そこをどうクリアするかが、より一段進んだIngress地域活性化を考えるセミナーになるのかな?と思います。

▼中高年/高齢者への手ほどき
現実にプレイするには、まずは「スマホ」「予備バッテリー」が必要です。
そこを、行政やボランティアではなくビジネスとして参加する形にしないと息が続かないかなと。

プレイする魅力というより、プレイするメリットを伝えたうえでの展開が良いかと。
それが、「歩き回る」という事による健康効果を全面に打ち出すべきではないかと。

健康メリット
「下肢筋力増強と骨量維持」「心のケアにも」

商売メリット
「エージェント向け集客の可能性」

コミュニティメリット
「会話機会の向上」

そのメリットを説いた上で「やるか!」とならないと、Ingressの英語表記を超えて
中高年/高齢者はプレイどころか起動後の理解にもいたってくれないだろーなと。

そして、紙面での徹底的な日本語マニュアルの配布が必要でしょう。
凄くイケているカッコいいingressですが、日本語ユーザー的には酷いユーザビリティなのですから。

ちなみに、私は英語がよくわからないのでミッションも1回もやったことないし
グリフハックもやったことありません。

最低限、日本語が大好きで英語が嫌いな人でもミッションプレイが可能な程度に
判りやすいものを作らねば。

▼地方自治体はプレイヤー両陣営(青と緑)に配慮すべきなのか?
私は、小規模自治体ごとに色が偏っても面白いと思います。
ストーリーを楽しく提供できるかどうかですし、特徴を強く出さないとなぁなぁで埋没するかと。

例えば、川崎市は緑で推す。
川崎市内の青は、文字通りレジスタンスとなって官憲に戦いを挑む、みたいな。
ちなみに、私は川崎市に雇われて青ポータルを潰すビジネスがしたい。みたいな。




■結論
Ingressで地域活性化は成るか?

成る、と思います。
若者を外から少し多めに集めて多少の経済効果を上げるという意味では
ほぼ確実に可能でしょう。幾つかの試行錯誤は必要でしょうが。

しかし、地域活性化のゴールは若者だけの活性化ではあってはならないと思うのです。
初めから、最大の年齢人口層や集客側、コミュニティに飢えている立場の方々を
ターゲットにして、そこの活性化が成って初めて『成る』としたいと考えます。

問題は『ユーザビリティ』『デバイス普及』『必要性/魅力の理解』だと思うのですが
ここを明確に解決すべき問題と捉えて格闘していけば、
まだIngressが流行っているうちに、その層への普及とコミュニティの生成が出来るのでは無いのでしょうか。


Ingressのコミュニティへの理解は僕にはまだありません。
ですが、高齢者にはコミュニティがより必要になっていく時代なのは確実です。

それを成すための様々なアプローチの中で、私はこのIngressも1つの可能性と信じて
今後、川崎市や狛江市、奥多摩などで何か出来ないか模索しようと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私もこのセミナーを聴講しました。Ingressをプレイしたことはないですが、このゲームを活用した展開については、ワクワクするものを感じました。
日本が直面している「少子高齢化」対策の一助になるのではないかという期待です。
「少子対策」は「街コン」活用→出会い促進→カップル誕生の導線づくり、「高齢化社会」は、健康とコミュニティづくりに役立つというイメージです。
 googleの技術力とミッションに圧倒された2時間でした。
ユキシゲ
2015/01/29 09:56
>ユキシゲ様
コメント有難う御座います。

私は高齢化問題対策の方向でばかり考えてしまいました。
そうですね!街コンと絡めて現実世界での男女のコミュニケーションが
発生しやすくなる効果も合わせて考えます!
町田メガネ
2015/01/29 11:09

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