町田メガネは治らない

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zoom RSS 金を貰いながら痩せればいいかなと気軽な気持ちで、僕は。

<<   作成日時 : 2017/12/09 20:50   >>

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いつかは他人事のように忘れてしまいそうなので書きとどめておく。
もう踏み入れないであろう世界は、刺激はあったが苦く、楽しく思い出す気にはなれない。

土方のバイトをしてみた話。


無職を満喫し、就職も内定を得て1か月後からの勤務が確定した2017年9月の頭。
僕は毎日ジョギングを5キロから10キロほど行い、多少のダイエットを行っていた。

そんな中、コンビニで無料バイト情報誌を見たときにふと思う。

「肉体労働のバイトをすれば、小金が入りつつ運動できるかも?」
「就職してしまえば、何かバイトをして別の世界の体験を持って知る機会は無いだろう」
「自分の意思で走るよりは、仕事に縛られて強制的に運動が行われるのいいかも!」

等と思い、地元駅に一番近いところに適当に電話して登録を行ってみた。
即座に、明日からでも働いてほしいと。

日給は7000円。しかし、経験者は1000円アップだという。
労働時間は8時から18時までとされている。
運動が目的の僕にとって、そこらへんの条件はどうでもよかった。

どんなに長く働いても2週間くらいがリミット。
2万くらいを投資して、鉄板の入った靴とヘルメットと作業用の服3セットを買った。
この時は、少しわくわくしていた。

学生時代に少しダム建設のバイトしてましたと言ったら、簡単に「経験者」とされた。
履歴書を渡そうとすると「履歴書はいいです」と言われた。

履歴書要らないの?
アルバイトって何年ぶりに行う行為かも思い出せないけど、最近は履歴書要らないの?


そこから、仕事が始まったのだが……
朝の6時までに事務所に行かなくてはならないという。
そして、現場への地図等が渡されて旅立つ。
で、そこでの仕事が終わるとまた事務所に戻って日当が手渡しされる。

拘束時間、平均13時間は確実にある。
これで、みんな8000円で働き続けているらしい。

数日働いて、僕はその事務所に所属して働いている人達と仲良くなっていった。
彼らから聞く仕事の実情、寮費の高さ、拘束時間の長さ。
不満はたくさんあるが、それでもどうしようもないと諦めている。

僕のようなペーペー中のペーペーが、彼らベテランと同じバイト代で回っている。


日払いなのは、多くの人が事務所から先借りしているからだった。
それらの仕事を初めて体験する僕には興味深く勉強になる事ばかりだったが、その先が無い働き方。
タバコと酒が当たり前の世界で、年齢高い人が多いのだが未婚者ばかり。

想像では実績を詰んだ人は日当1万円とか行けると思っていたが、それはごくごく一部。
それでいて休みは日曜日だけ、という人も多かった。

事務所の所長は慕われていたので、その世界しか知らない人達からしたら上手く回っている世界なのだろう。
しかし、あらゆる面で効率が悪く、拘束時間の長さなどはその最たるものだった。
出退勤も電子化されておらず、毎朝全員が「起きて、事務所に向かっている」を示すために電話したりされたり。


……ここでのバイトは1週間に4日、合計8日間やった。痩せたかどうかなんてどうでもよかった。
ここに戻りたくは無いが、いつか縁があればもっと良い世界にする手伝いが出来ないかと思う。


コンクリートブロックをモリモリ運んだ。
スコップでドカドカ土を掘った。
砂利を敷き詰め、草をむしり、道路を清掃したりした。

それは、社会勉強気分のアルバイトだからこの金額で耐えられたが、それが日常の仕事として考えると金額も拘束時間もあり得ない。成り立っていない。

ただ今を生きて、ただ年老いる事になる。

それならまだマシで、健康をもっと手前の年齢で崩して取り返しの無い状況に高確率でなる。
そうとしか思えなかった。


残業はほぼ無い。その点以外は、あまりにも厳しい。
仕事が2次受け3次受けばかりだったが、1次受けの人と話をしても酷い給与だった。

会社の寿命が短くなり、今働いている会社がいつ無くなるか予想の付かない時代。
そうなったとき、いざとなればとりあえずはちょっと肉体労働してやるか、なんて考えの人も多少いるだろう。

僕の筋肉量でもなかなか過酷だった。
そして、報酬の少なさ。コンビニのバイトに、時給換算では遠く及ばない。


会社員として建設会社に所属し一次受け案件を職人として対応する人以外には報われない世界。
しかし、そこまでの世界でも「それしかわからん」という人にとっては救いの受け皿に一時的になっている。

20年前、建設現場の人たちはもっと露骨に稼いでいたしバイトの待遇ももっと良かった。
国の基礎体力の低下が、ここにもダイレクトに反映しているのだろう。



もしもこの記事を読んで
『バカだな、この男は。土建の世界はもっと明るいんだよ?』
と思う人がいたら容赦なく僕を実例を列挙してバッシングして欲しい。

そんな怒りの反論で、未来が明るく塗りつぶされて僕が恥をかくだけならばよっぽど救われた気持ちになる。

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